デジタル電流計を装着してみました XJ750E

Facebookではキャブレターのオーバーホール等の整備の内容をご紹介しておりましたが、ようやく完了し車検も取得してきました。

1981年式のXJ750Eですが、少し心配なのはレギュレーターの故障やステーターコイルの不良等による充電系統のトラブルです。
ハーネス自体も経年劣化により配線自体の電気的抵抗が増え、新車時よりは安定した発電電流の保持ができなくなってます。
そこで、電流計を取り付けてアイドリングでの停車時やヘッドライトON時のバッテリーへの電気の「流れ」を視覚で確認できるようにしてみました。
これはこのXJ750Eに限らず昭和のマシンにはお勧めです。

今回取り付けたのは「KOSO」社のMini3デジタル電流電圧計です。6900円(税込7,452円)
当店でも取り扱いしておりますので、ご希望の方はメール等でお問い合わせください。(取寄商品です)

電流計というのはバッテリーに対してプラス側に直列に繋げるので、多い車両では25A程度の大電流がセル始動時に一瞬流れる時があるんです。という事は耐電流が30〜35Aの電流計が必要となります。今回はとにかくバッテリー直前のすべての流れを把握したかったので色々探しましたが、この「KOSO」社のMini3デジタル電流電圧計がぴったりでした。ご存知のかたもいらっしゃると思いますが、スターターリレーの負荷側から常時電源をとっていてスターターリレーのユニット内からメインヒューズにそのまま繋がっているのがほとんどですのでそこから割り込ませるとするとハーネスの加工が必要となりますし、通常のアナログメーターだとその常時電源のプラスの線をメーター設置場所まで持ってこないとダメなので、そんな危険なことはしたくないです。
この「KOSO」社のMini3デジタル電流電圧計は電流/電圧をピックアップする為の電流センサーユニットがありこれはバッテリー近くに設置し車体のプラスリードを片方へ、もう片方から付属のリード線でバッテリーへ繋げます。そうです本来のアナログメーターなら割り込む位置にこのユニットを割り込ませるってことです。

この接続方法ですとイグニッションスイッチONにした時点からバッテリーからの電気の流れがデジタル表示でみれるんです。
もちろんセルモーターを回してるときの電流値、ヘッドライトON時のバッテリーからの電流値あとはアイドリング時の発電電流の値もみれます。

これさえあればバッテリーがチャージされているのか、放電しているのかもひと目で分かります。

装着してムービーを撮ってみましたので、解説付きで御覧ください

このデジタルメーターの表示する値を利用して以下のようなことをするとバッテリー電圧を維持することが出来ます
1.ライトをOFFにできる車両の場合はライトスイッチをOFFにします
2.エンジンを始動し暖機運転します
3.アイドリングが安定したら、その時の電流値を読み取ります。
4.ここでもしマイナスの表示(例-0.5A)だったら、アイドリングの回転数をプラスの表示(例0.5A)になるよう調整します(回転数をあげるという事です)
5.その後アイドリングにして電流値がマイナスにならないようなら調整は終了です
注)マイナスにならないように回転数を上げますが、その回転数が2000rpmを超えたりする場合はチャージ不良(発電不良)が考えられます。車両にも異なりますが、規定のアイドリングの回転数より200〜300rpmUPが範囲かと思います。

以上ですが、何かご質問がありましたらコメント頂ければお答えさせていただきます。


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