さてさて、本日入荷の2016年モデルのYZ250Fですが、1台はオレのセットアップも無しで早速お客様の元へお渡ししました(早っ)
もう1台は前後ソフトスプリングの交換をご依頼いただきましたので交換しつつ、ウンチクを取り入れてご紹介したいと思います。
まず、配送で届くとこんな感じにハンドル位置が右側にズレてきます。
これは・・・ 恐らく・・・
ブラケットの凸部とハンドルの［0］の凹をご丁寧に合わせてきているのだと思います
組立ラインのセオリーとしては間違ってないと思いますが、位置的には正しくありませんね・・・
キイロペンでチェックしているので、組立ラインのセオリーは完璧ですね！ まっどうせセットアップ時には外すのでどうでもいいことですがね
しかも[0]のハンドル位置じゃ乗らねぇ〜し
ちなみに、オレのハンドルの位置は
[-1]にかかるかかからないかの微妙なこの位置です！
この位置完璧☆☆☆ オレがみているチームのマシンは殆どこの位置です♪ 小柄なライダーなら［-1］でもイイと思います
「ハンドル少し低いほうが良いかなぁ〜」と感じている方は手前に寝せるとその不安が解消させる場合がありますよ。一度試してみて下さい。
つか、［0］の位置で乗っている方・・・ハンドル振られたり暴れたりしてるでしょーーーｗ
前にも言いましたがハンドル位置や幅、レバーの角度は色々試して自分が乗りやすいポジションを見つけましょう！ でも、著しく他の皆さんとズレてる場合はアナタが間違っているかもしれない・・・・
お次はハンドルは切りましょう
YZ250Fのハンドル幅はノーマルで800mmです
これは世界共通のハンドルです アナタはヨーロッバ人ですか？ガタイのデカイアメリカ人ですか？
YZ250Fの場合、オレは770mmがオススメです。ちなみにＴＫも770mmです。ナリさんはもうちょっと短いです。
ハンドルの幅が800mmのまま乗ってるIAライダーとか居るのかなー
10mmずつ切ってもいいですので、これも試してみる価値はあると思いますよ！
ハンドル単体で持ってきて頂ければ無料で切ってあげますよ
ということでこのオーナーさんも770mmで行きます。ちょっと広いなーと感じたらほんの少し手前に倒してみて下さいフィーリングは760mmの感覚になりますので♪
お次は突き出し
標準はイマイチわからん4mm位でしたが、標準位置から最大で8mmくらいの範囲でこれも試してみましょう
フラットでタイトコーナーなんかのコースではコーナー重視に考えれば突き出し多めで前下りイメージの方が曲がりやすくなると思いますし、菅生なんかでも苦手なコーナーを克服するために突き出しを多くして曲がりやすいイメージでそのコーナーのセクション練習をすることで克服出来るかもしれませんよ！
克服したら突き出しを元に戻して見ましょう・・ 多分曲がれると思います（笑）
2016年モデルからYZ450Fはフォークオフセット値を22mmから25mmに変更して直進安定性が増したのですが、YZ250Fは変わらずでした・・
25mmを試してみたいですね♪
今回の突き出しは7mmでお渡しします
あと、アクスルシャフトはモリブデングリスを塗布して組み込みましたのでビックリしないでください(笑)スルスル感がたまらないですよw
スプレータイプだと薄く無駄なく塗れますよっ
最後になりますが、ハンドル切ったらこれ必ずやりましょう
上記2枚の画像はノーマルハンドルの時のガイドとブレーキホースの位置関係とフォークガード部分のホースクランプとホースの位置関係です
ガイドは内側(フロントフェンダー側)に当っています。
これをハンドルを切る(カットする)とガイドが外側に常に当たっている状態になります。
あっ、車体は三角スタンドで停車させている状態です。(レーシングスタンド等でタイヤを浮かしている状態ではございません)
この状態だと、ブレーキホースがガイドに押し付けられながら上下に動くのでホースの硬いチューブとガイドが激しく削れてしまいます。
そこで、フォークガードのクランプを緩めてブレーキホースを下に25mmくらいずらしてやりましょう
するとガイドの外側に当たっていたのが離れ、中立状態になります
ホントは内側に当たっている位がベストなんですが、これ以上ホースを下げるわけにはいかないので、この位置がMAXです。
これでポースの硬いチューブとガイドが激しく削れることは無くなります。
以上！！
知っている人だけが得をするのだ♪
あぁぁぁ乗りてぇ〜
