ヤマハ、マジェスティ250の充電系統のトラブルです。
お客さんの第一報は「セルでエンジンがかからなくなった」です
セオリー通り、バッテリーの状態を確認です
わかりづらいですが、バッテリーが膨らんじゃってました。これは「過充電」によるものと思われます。
もう、このバッテリーは使えませんね・・・
早速充電系統のチェックをしてみました。
黄色のテスターが電圧です 17.67V(アイドリング時) これ異常です
赤のテスターが充電電流 6.27A(アイドリング時)これも異常です
このマジェは意外とステーターコイルが不良になるトラブルがありますので、ステーターコイルからの発生電圧(交流V)を計測してみましたが、3相とも異常無しでアースショートもしていませんでしたので、ステーターコイルはOKの判断。
となると、整流器(レクチファイヤー&レギュレーター)のショートが考えられます。オープン(断線)だと充電電流が流れません。
こちらが、「レクチファイヤー&レギュレーター」11,340円税込・・・
交換後の充電電流、電圧を計測してみました
14.25V(アイドリング時) 0.348A(アイドリング時セル始動約1分後)いずれもバッテリー新品＆満充電地の値です。
これでバッチリです
バッテリーは国内流通モデルを使用しましたので、高額になりましたが、マジェスティはチャイナ製なんか付けたら3ヶ月位でバッテリー上がりますからね・・・
