サスペンションオイルのお話

先日、WR250Rのフロントフォークを柔らかくすると記事にしましたが、スプリングだけじゃなくて、サスペンションオイルを変えることによってダンパーの効き具合が柔らかくなったり、固くなったりと変更することも可能なんですよ
以下の図をご覧ください。
151219-0001
これはシルコリンオイルの代理店の阿部商会さんから頂いた表なんですが、各メーカーのサスペンションオイルの動粘度指数表です。
簡単に言うとも数値が少ないのは柔らかいオイルで、数値が多いのは硬いオイルって事です。
例えば 同じ注射器それぞれにサラダ油とハチミツを入れて同時に押し出した場合にどちらが全排出するのが早いでしょうか?
151219-0002
画像はイメージです
サラダ油の方が早いですよね??
同じ注射器で出口も同じなので、違いは内容液の粘度です 
アバウトすぎる例ですが、ダンパーは基本この原理ですのでオイルの粘度がサスペンションの動きにも左右されるって事です。

ヤマハの場合倒立フォークだと「01」と言うオイルを使用しています
この「01」の動粘度指数は15.6です

前回WR250Rに入れたシルコリンの「PRO RSF#2.5」の動粘度指数は13.6となってます。

動きのイメージとしてはこのオイルに変えると柔らかくなります。YZ250Fのソフトスプリングをいれてる方々のフロントフォークオイルもこれを使ってます。過去にチームライダーのIBカイトのマシンに使ったら前より柔く感じて好みじゃないと言われました。これはこれで乗り手のフィーリングなので正解だと思います。その後ヤマハ純正の「01」に戻したらOKとの結果です。

さらに過去に間違えて同じシルコリンの「FORK OIL 5W」(図表の右端のオイル)をしゅんくんのマシンのフロントフォークに入れたら
「かかかか固いですw」と言われ、おかしいな~と考えたら 間違えてました(笑)動粘度指数は22.3です
今まで 「PRO RSF#2.5」動粘度指数は13.6を入れてたのにいきなり22.3はキツイですね

こんな感じで各メーカーのサスペンションオイルは動粘度指数がバラバラなので、少し柔らかいのを使ってみようかなと思う方は今使っているオイルの動粘度指数を調べてその値より少ない数値のオイルを選んでみてはいかがでしょうか??


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