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昨日の全日本モトクロス
熱いバトルもだけど、暑かったですね〜
IAクラスはもちろんの事、IBクラスでも、オーバーヒート気味やオーバーヒートしてたマシンがありましたね〜
ルカス選手(IA2 #010)も帰り際に話ししたら、ラジエターから噴いてしまい、2ヒート目はリタイアしたとの事でした。
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走行し続けてれば良いんでしょうが、エンストや転倒により車両が停止してしまうと一気に水温が上昇して冷却水が噴いてしまうんですね。

ワークスマシンはそこら辺はキッチリ対策してるんだろうなぁ…

俺はあんなに回転上げないから大丈夫だわ〜なんて…思ってませんか?
エンジン回さない分、スピード出てないんで、ラジエターに当たる風が少ないから冷えないから〜~_~;

今時期だと、5分もアイドリングしてたらレーサーは噴いちゃうもんね

ラジエターキャップには0.9とか1.1とか書いてるのをご存知かと思いますが
この1.1とはラジエター内部の圧力が1.1kgf/cm3になったら耐えきれずブリザーホースから吹くよって事です。

そして、水は100度で沸騰しますが、加圧する事で沸点を上げる事が出来ます。

じゃ何度て沸騰するのよ?
0kgf/cm3=100度
0.9kgf/cm3=約117度
1.1kgf/cm3=約124度

てな具合です。

あと、冷却水に「気泡」ができてしまうと冷却効率が落ちる
という問題が生じます。そして、気泡が生じないようにするための対策の一つに、ラジエーターキャップで圧をかける方法がとられています。

そのため、より高い圧力をかける事で、より気泡の発生を抑えるというのがハイプレッシャー・ラジエーターキャップが存在している理由となります。

キャビテーションの意味はこちら↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/キャビテーション

さぁ〜
じゃどうすりゃいいのかって事ですね。

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まずはホースに亀裂、劣化が無いかを確認して、バンドの緩みが無いか確認するのがゼロ円で出来るオーバーヒート対策の1日目ですねー

今週末はエンデューローです!
小ネタを小出ししますw

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