小ネタ火曜日

さて、昨日は冷却水のお話をしましたが、もちろん本日もオーバーヒート対策の第二弾として冷却水のネタです。

水は大気圧では100度で沸騰は小学生の理科のお勉強ですが、じゃもっと高い温度で沸騰する液体を冷却水に使えばいいんじゃないか?と考えますよね・・・
沸点が100ど以上の液体  調べました
アルコール(エタノール) 78.3度
水銀 356.73度

理屈上 無いですね・・・

そこで、和光ケミカルから発売されている
「ラジエーターヒートブロック」を今回導入します
140805-0012
http://www.ys-kuromatu.com/?p=4463
これはレース専用ラジエーター冷却液となっておりますが、何でか?って言うと「不凍液」的な部分がありません
外気温が0度を下回るとコレ、凍ります。
商品説明→放熱・防錆・消泡の各成分の組み合わせによリ、強力で安定した冷却性能が得られレース車両のオーバーヒートを防止します。また、冷却システムを錆・腐食・キャビテーションなどによる損傷から守ります。100%原液で使用。
とあります。
営業マンに聞いた所「冷却効率の良い水です」との事・・・

話が長くなりますが、水の場合 沸点は100度ですが、融点(凍る温度、固体になる温度)は0度です
LLCは昔は不凍液と言ってましたが、防腐防錆への対応で他の薬品が添加され-35度でも冷却水が「凍らない」真鍮やアルミ製ののラジエターが「腐食しない」鉄のシリンダーが「錆びない」ゴム製のラジエターホースが「劣化軟化しない」等とともに「環境にやさしい」の問題で現在は成分がかなり変わってきています。
「エチレングリコール」が最高の産物ですが、今や有毒物質扱いもんです・・・
沸点が197.3度で融点が−12.9 度で 冷却水には最高
ちょっとヌルヌルしていて舐めると甘いですw ←やらないでください

ロードレースではこのエチレングリコール入の冷却水は使用禁止ですね
路面に付くとヌルヌルするからでしょうか??
http://ja.wikipedia.org/wiki/エチレングリコール

でも、冷却だけの事を考えると消泡成分が多い「ラジエーターヒートブロック」がオーバーヒート対策には良いんです
なんてったって、冷却効率の良い水ですから

明日も続きます〜

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