みなさんはグリップ交換ってどの様な方法で作業してますか?
今回はオレがいままで色んな方法
色んなボンドを使ってみて
最終的に良いなと思った方法を公開します。
まず、装着してるグリップをカッターで切って外します
ハンドル、カラー側に残っているボンドカスを綺麗に取り除きます
カス取りが終わったら、シンナーやパーツクリーナーで脱脂します。
オレがいつも使用しているボンドは一般のバイクにはゴム系のG17です。
スプレータイプは初めて使ってみるんですが、薄く塗れて良いかなと思いましたが、ブチュブチュって塗布されるんで逆に厚塗りになりそうなんでダメかな~_~;
YZとかのモトクロス、エンデューローマシンにはデイトナから発売されてるグリップボンドを使ってます。
こっちの方が粘着力が高い様な気がします。←ちと値段が高い~_~;
で、これらのボンドを薄く薄く全周に塗ります。
内側のツバ付近の端もグリップの長さより広め(長め)に塗ると内側からの水の侵入を防いで回っちゃうのを防げます。
ここからが大事!
塗り終わったら、10分〜20分位
乾かしましょう
何故かと言うと
チューブに入ってる液状のボンドには溶剤と接着剤が混ざってる状態なんですよね
この溶剤は簡単に言うとシンナーなんですよ
シンナーとゴム
何と無くゴムが溶けるイメージが無いですか?
よく、ボンドをハンドルとグリップの両方に塗って、スグに差し込むやり方を見ますが、これは溶剤が揮発するのと同時にグリップゴムを溶かしちゃうって事なんですよね。
これだと、溶けたゴム質と接着剤が混ざり、強い接着か得られないんですね。
なので、溶剤を揮発させるために
10〜20分以上は放置させましょう
さぁ
今回は20分以上放置しちゃいましたが、いよいよグリップの装着です
やり方を簡単に言うと
パーツクリーナーをグリップとハンドルにタップリ吹きかけて速攻でハンドルに差し込みます!
ここでまた注意事項
パーツクリーナーはアセトン系のは使用NGです
オレが使ってるのはワコーズのパーツクリーナーです成分は炭化水素系溶剤となってます。
安いパーツクリーナーは石油系溶剤となってます。注意書きには『ゴム、プラスチックへの影響は少ないですが、多量にかけ過ぎないでください。』とあります。
これまた簡単に言うと
せっかく揮発させて乾かした接着剤を有機溶剤でまた溶かしたんでは乾かした意味が無いって事
と言う事は乾いた接着剤にワコーズのパーツクリーナーを吹きかけてても溶け込まなぃって事ですね。
グリップとハンドルにタップリ吹きかけてるのは滑りを良くするだけって事
取り付けが完了したら最低でも1時間は触らずそのままでいましょう。
以上で終わりですが
やわいグリップなんかはゴム質が違うのでこの方法でも回ってしまう可能性があります。デイトナからジェルグリップ用の専用ボンドが発売されてますので、それを使った方が良いと思います。
ご静聴ありがとうございました。