DT200Rメンテナンスその4→シリンダーをフレックスホーン

腰下まで組み上がった1987年式のDT200Rですが、実はシリンダーとピストンに問題があったんです。

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長期保管によりシリンダー壁面が錆びてしまってたんです。
そして、その状態でキックしちゃったんでピストンにも軽く縦傷が

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通常この年代のシリンダーならオーバーサイズが当時は存在し、こんなんなってたらボーリングしてしまえば全く問題無し!なんですが。
残念ながら、オーバーサイズのピストンも、そしてノーマルのピストンも「メーカー完売」になってました。ん〜残念(≧∇≦)

そこで、考えたのが、フレックスホーンってなるもので簡易的なホーニング作業でサビ取りをしちゃおって考えでした。

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このフレックスホーンは各種サイズがあって、DT200Rのピストンボアは66mmなのでフレックスホーン67mmってのが、ラインナップされてる様でしたがこれまた販売終了との事で70mmを購入しました。
構造はケバケバブラシの先端に球状の砥石が付いてて電気ドリルに装着して回転させて削る

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初めて使うんで仕上がりとかがとても不安でしたが、用途的には間違った使い方じゃないので大丈夫かと(笑)
ただ、クリアランスの問題でピストン打音が出たら嫌だなぁ〜と思ってました。

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施工はウエットでやりたかったんで、ミニペールに水性切削油を入れてジャボジャボやりました。まずはコードレスドライバーでやったんですが、回転数が足りずダメでしたんで、電動ドリルに変更。
動画はこちら↓BGM音量注意

動画の様な感じで20秒位を1セットとして、合計10セット位やりましたが、サビの深い部分は取れませんでした。
クリアランスも基準値ギリギリでしたんで、大丈夫かと。

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基本、壁面には出っ張りのサビは無くなったんで、抱きつきとかはしないでしょ…ピストンも軽く磨いておきました。

さぁ〜いよいよエンジン始動ですねー!
動画はこちら↓

心配されたピストン打音も若干ではありますが、このくらいなら大丈夫大丈夫…
始動時は2サイクルオイル濃いめにしてますから、煙モクモクです♪

YPVSが動作してなくて色々原因を追求しましたが、どうやら配線の色が1型と2型で異なっており、全オーナーの結線ミスであることが判明。現在は正常作動します♪

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