一般的にはシーズンオフーと言われてるこの季節。皆さんはじっくりとマシンのメンテナンスをしていることでしょう。
モトクロッサーのオーナーの大半の方が自分でメンテナンスをしている事と思います。
グリスは何使ってるんですか?
と、良く聞かれますが…
答えは
色々です( ̄▽ ̄)
良いグリス、悪いグリス
高いグリス、安いグリス
良く分からないです(笑)
ウンチク語ればアレコレ出てきますが、オレを含め皆さんがモトクロッサーのメンテナンスをする上ではグリスが必要なクルクル回る高回転の部分って、ホイルベアリングだけなんですよね。
でも、純正のベアリングだとシールされてない普通のベアリング使ってるんですがオレはシールタイプのを使ってます。
しかも、2006年以降はKBC製ベアリング
コレダメです( ̄▽ ̄) 湿気だけで錆びるから…
シールタイプのベアリングにすりゃ持ちは倍以上かな〜
2014モデルのYZ250F450F以降のフロントとYZ250Fの2009モデル以降はサイズ変わって規格外になってしまったんで純正使ってますが…
グリスって回転したり極圧摩擦の熱で液状にならなきゃその面の潤滑にはならないじゃないすか…
クレーンのブームやトレーラーの連結のカプラーなんかは いかにそこにグリスの油膜が切れずにへばり付いてるかが重要なんですよね。
いがいとあそこに塗るグリスって柔らかいんですよ。
ホイルのサイドのオイルシールはゴム製、カラーはアルミ製になってますが金属のアルミがゴムよりも減っちゃいますね
ベアリングはガタが出ると交換しますがその時は同時にオイルシールとカラーも交換することをオススメします。
それから、確か2014以降のYZ250Fのフロントカラーは裏表がなくなりましたので、オイルシールのリップ溝が出来ちゃったら裏返しにして使えばリップ溝がずれるんで新品と同じ感じでもう1回使えますよ!
2013以前のは向きが有りますからね!
右側がベアリングに当たる方です
(このカラーは裏表知らずハチャメチャ使用してましたね^o^)
話がかなりそれましたが
グリスは高いのがいいかどうか?
はわかりませんか、何使ったら良いかはマニュアルに書かれてる指定グリスで良いんでないかしら?
ハミガキチューブみたいなので4000円位する高級グリスを使って2年も3年もメンテナンスしなくて良いなら話は別ですがね。
ちなみにYZシリーズに指定となってるグリスは
ステムやレバー等の摺動部には「グリスB」
リンク周りには「モリブデングリース」が指定されてます。
言い忘れましたが、ステムベアリングやリンク周りのベアリングってグルグル回転しないから回転摩擦熱によって液状にはならないですよね
それに、ステムもリンクベアリングもオイルシールでシールされてます、なので柔めのグリスで良いんですよ!
ベアリングが錆びるのはグリス不足じゃなくて洗車等での水の混入の原因がほとんどですから。
高圧洗車機で洗車しなけりゃ水の混入も無く、ベアリングが錆びる事もないんですがね〜
洗わないかわ(笑)
グリスBは内容量が150gなんで工具箱に入れてても邪魔にはならないかと。
またウンチク長々書いてしまった( ̄▽ ̄)